いやぁ〜、お久しぶりです。
気が付いたらもう2月になっていたんですね。(^^;)
ここ最近は仕事の合間を縫っては化学の一部の勉強をしたりしているんですが、ダメですね、
頭が錆び付いているというか、覚えが悪くなってるというか・・・・・・。
ん?誰ですか?
「それはホラ、歳だから・・・・」と呟いた人は!?(笑)
こんな事なら学生時代にもう少しまともに勉強していれば・・・と、思わないわけでも無いのですが、学生時代に部活と遊びを主体に暮らしたからこそ身に付いたモノもある訳で・・・・。(苦笑)
まぁ言い訳ですね。(^^;)
新たな仕事を始めてから数ヶ月。
今後の自分の糧にする為にも、同業者のHPを閲覧しまくったり、パンフレットなどの資料やいくつかのサンプル材料なども入手して、日々情報収集をしていてふと気付いた事があります。
どの資料やHPにも、商品の特徴を含めメリット(長所)しか書いてない・・・・・・。
私の持論の一つに、「100%完璧なモノや事は存在しない」というのがあります。
いや、別に自分が疑い深い性格なんだよっていうわけではありません。
人間が100%完璧ではない不完全な生き物でもある以上、100%完璧なモノは作れるわけが無いと思っているだけです。
で、デメリット(短所)を知りたくて、自分の車や嫁さんの車、そして仕事で使う代車を使って実験をしてみたり、ネット検索で調べたりするのですが・・・・・・・・・・・。
そうすると出てくるわ出てくるわ、色々な批判批評や失敗談や成功談、中には明らかに中傷とも取れる内容のモノが、た〜くさん。(^^;)
中には「騙された」とか「裏切られた」とか「最低最悪」という記述のものがあるのですが、逆に全く同じ商品で同じ会社が施工しているのにも関わらず、「すごく良かった」「オススメです」という記述も出てきます。
これって家作り関連の事でもよく起こることですよね。
というより、私の業界の場合は「うわーダメ(失敗)だった。今度は他のところにお願いしよう」というのが可能なのですが、家作りの場合は「今度は違うところにお願いしよう」が利かないでしょうから、余計大変だと思います。
ここをご覧になっている方の中には、非常に車に詳しかったり、車が好きな方も多いとは思うのですが(特に検索エンジンからこちらへ来てくれている方)、逆に車には全く興味が無い、または興味は無いわけじゃないけど別に・・・・・という方もいらっしゃると思います。
そんな皆さんが、仮に自分の愛車の塗装に”コーティング”を施す事になったとします。
現在、カーコーティング業界では「ガラスコーティング」というのが主流になっています(簡単に言うと車の塗装の上に薄いガラス(もしくはそれに近い材料)の被膜を作り保護する)。
そのよくある宣伝文句をいくつか並べてみます。
・(鉛筆硬度)9Hの厚くて硬い被膜が半永久にボディを守る!
・鳥フンや虫の死骸、酸性雨や融雪剤、樹液などのダメージを完全にシャットアウト!
・雨ジミが全く付かない親水性の被膜!
・短期間(6ヶ月〜1年しか持たない)ポリマーと比べて、5年間の超耐久性!
・洗車機OK!キズの入らない強固な被膜!
・水洗いだけで汚れが落ちる!
・洗車せずとも雨で車がキレイになる!
・・・・・・と、まぁこんな感じの謳い文句が羅列されています。
これ・・・・・全部本当だったら夢のような商品です。
車に詳しい方(特にコーティングに詳しい一部の方や業者)であれば、「それウソだろ」って気付く事も、車にそんなに詳しくない(というか、一般的なユーザー)であれば、「おおおおお!それなら施工しようか!?」と思う方も居る事でしょう。
また周囲からも「コーティングするなら絶対ガラスコーティングだよ!」と言われるかもしれません。
流行ってますしね。
・・・・・で、これをそのまま鵜呑みにしたとします。
もしかしたら、その方はもう2度と「コーティングをしよう」とは思わないかもしれません。
いえ、ガラスコーティングを否定している訳ではないのです。
私のところでも扱っていますしね。(^^;)
では何故か?
デメリットを知らないからです。(または伝えられていないから)
車の駐車環境や使用状況、洗車の頻度や方法、車の色、車に対しての美観、そして予算やコーティングにどんな効果を望んでいるのかによってもベストなコーティングの選択は違ってくるのですが、上記の謳い文句からはそれは全く知る由もありません。
だから本当は良いモノでも、それが悪いモノになってしまう典型的な例でもあります。
車のコーティングのポリマーコーティングVS硬化型ガラスコーティングVSガラス繊維系コーティングVSワックスの戦いは、住宅で言えば木造ツーバイVS鉄骨VSコンクリートVS木造在来みたいなモンでしょうか。
住宅にしてもコーティングにしても、やっぱりそれぞれにメリットやデメリットはありますよね?
そして問題はそのメリットやデメリットを、営業のセールストークや素人である施主の風評のみで判断してしまった場合ではないでしょうか。
もちろん営業マンが伝えてくれる話や施主の風評も貴重な情報の1つです。
しかし、話に尾ひれが付き大げさになっていたり、中には事実無根や誤った認識の下で発信される情報も少なからず存在するわけです。
もしかしたら住宅業界に欠けているのは(いや、住宅業界だけではなくどの業界でも同じだろうが)、正しい情報(色々な事のメリットやデメリット)を正しく認識させ、その上で地域環境や家族構成、生活スタイルや暮らし方、これから建てる住宅に望むもの等々・・・・・・第三者的な目も持ち、それらをしっかりと見つめてくれながら、様々なメリットやデメリットを取捨選択する勇気と決断力を与えてくれる存在の人かもしれません。
そう、家作りのコーチのような。
何かを決めるたり選ぶ時って、とても勇気が必要だと思いますから・・・・・。
中にはそれが出来るような施主の方や営業マンや職人さんも居るかもしれませんが、そのような人に出会う事が出来るのは、それほど大きな確率であるとは言えないような気もします。
もしもそのような人や会社に出会えたら、それだけでその人はとても大きな成功をしたとも言えるのではないでしょうか。
そうそう、もしかしたら気になる人もいるかもしれませんから、上に書いたガラスコーティングの謳い文句に、私なりの意見を付けて終わりにしたいと思います。(笑)
異論反論はコメントではなく、メールでよろしくお願いします。
(ここ、一応家ブログなので(^^;))
ここから下は興味のある方対象です。
・(鉛筆硬度)9Hの厚くて硬い被膜が半永久にボディを守る!
20ミクロン以上の被膜であれば、9Hの硬さは確保できるでしょう。しかし、現時点ではどのようなガラスコーティングでも0.03〜1ミクロン前後が限界です。
それ以上になると鉄板の伸縮に追従できずに確実に割れます。
1ミクロン前後ではせいぜい塗装の硬度(2〜4H)プラス1程度の被膜硬度しか出ません。(数種類の薬剤を、JIS規格による鉛筆法試験に則り自己実験にて確認済み)
被膜が薄ければ薄いほど、その硬度は下地の塗装硬度に依存します。
ってか、何と比べて「厚い」の?(^^;)
参考までにサランラップで約18ミクロンといわれています。
・鳥フンや虫の死骸、酸性雨や融雪剤、樹液などのダメージを完全にシャットアウト!
鳥フンや虫の死骸(酸性系)、酸性雨に大してはポリマーコーティング以上の性能が十分期待できます。
そうガラスコーティングは酸性に対してはかなりの耐性を持っています。
ですが、放置して固着期間が一定期間を過ぎるとやっぱり浸食・シミになります。
また融雪剤(アルカリ性)や、虫の死骸(アルカリ系)には酸性に対してほど大きな耐性を持っていません。
ガラスは苛性ソーダや石灰といったアルカリ物質に弱いですよね?
もちろん、素のままの塗装よりもコーティングされている分ずっと有利ですが。
・雨ジミが全く付かない親水性の被膜!
撥水性のモノよりは雨ジミやデポジットの被害は少ないですが、条件が重なれば雨シミやデポジットは付着してしまいます。
というか、ある一定の条件下では親水性であってもデポジットだらけになる可能性が出てきます。
まぁコレはどのようなコーティングであってもそうなんですけどね・・・・。(^^;)
・短期間(6ヶ月〜1年しか持たない)ポリマーと比べて、5年間の超耐久性!
オルガノポリシロキサンやポリシラザンなどの完全硬化型であれば単純にコーティング成分は塗膜上に残っているでしょうね。
でもダメージやキズを受け、新車のような輝きの維持は定期的なメンテナンスを受けていない限り不可能です。
メンテを受けていないまま1〜2年以上過ぎれば、本来の性能は殆んど期待できない状態にもなってしまうでしょう。
まともな施工店では半年から1年に1度のメンテナンスを勧めていますが、それなら5年の耐久性というのは「メンテナンスを受けた場合」という但し書きが付かなければおかしいでしょう。
またポリマーもメンテナンスをきちんと受けていれば、5年でも10年でも被膜は維持できるんですけどね。
・洗車機OK!キズの入らない強固な被膜!
ノンブラシ洗車機以外は、やっぱりキズは入ります。
手洗い洗車でも拭取りにタオルを使って力を入れて拭取ったりというような間違った洗車方法で洗車すれば、やっぱりキズは入ってしまいます。
ただ、そのキズが入る量は確実に少なくはなりますが。
・水洗いだけで汚れが落ちる!
ある程度までは落ちますが、本当にキレイな状態にはなりません。
カーシャンプーなどを併用した方が、コーティング被膜も良い状態を保てます。
コーティングによって、洗車作業自体は非常に楽に行えるようにはなります。
・洗車せずとも雨で車がキレイになる!
ならないです。(^^;)
コーティング被膜が比較的新しかったり良好な場合は、遠くから見ると一見キレイに見えたりするかもしれませんが、近寄ると薄っすらとした汚れでまんべんなくコーティングされています。(笑)
色々書きましたが、ガラスコーティングは悪いものではないんです。
むしろ、条件が当てはまれば非常に満足度の高いコーティングです。
それはポリマーコーティングにも言えることですが。
ちなみに防汚性能は実はポリマーの方が高かったりもします。
ただどちらのコーティングも一長一短あるので、ユーザーによってオススメ出来るモノが変わってしまうのです。
仕事用のブログじゃないので、とりあえずここら辺で・・・・。(^^;)
人気blogランキングに参加しています!応援のクリックをお願いします。
読み終わりましたら、このバナーをポチッと押してくれると嬉しいです。
Trackback
この記事のURL:
http://champfuujin.blog82.fc2.com/tb.php/227-246ef0a8